表具師店長の日記
古い襖の修理Vol.1 (^^♪
襖の修理に取り掛かっております (^^)/
どんな仕事かと言いますと、古い襖で片面には金細工と山水・もう片面には金箔の上にボタンの図
が描かれています。この襖の両面を修理し、新しい下地を作って張り直します ヽ(^o^)丿
昨年の10月頃に受注しましたが、実際に襖の上張りを外したのは4月の終わりで、修理を始めたのは
10日ほど前です・・・ (^^;)
遠目に見ますとそれほど傷んでいる様には見えないのですが、近づいて見ますと四方が虫喰いだらけで破れてしまっている
ところもあるほどです・・・ (@_@)
それに加えて 過去に何度か修理をしてあるので、それをどうするかも問題になって来ます・・・
取り敢えず ふちを外しましたが、下地から虫喰いの木の粉が散らばりました・・・ (>_<)
上張りを外し受け紙を剥がしてみると、前回の修理痕が出てきました・・・
写真にも記入した通り、前回の修理で最初の裏打ちを捲っていなかったので、今回は前回の修理痕も
含め全て捲らなくてはならなくなりました・・・ (^_^;)
全て捲って綺麗にしてから 穴埋めと破れの補修に取り掛かりました (^^)v
そして 5日掛かって全ての穴埋めと裏打ち2回をし、上張り1枚目が完成しました \(^o^)/
上の写真 左側が、裏打ちを全部めくって修理を始めた状態で、右が裏打ちも終わり完成した状態です (^^♪
後 7枚の上張りが有ります・・・ (^^;)
全部仕上げるのに 何日掛かるのだろうか・・・
折を見て 報告させて頂きますね (^^)/
2022/5/27 書く
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