表具師店長の日記

お袋の葬儀・・・ (>_<)

9月6日 午前3時26分 お袋が亡くなりました。

そして 四七日 も無事つとめ 少し余裕が出来たので 店長日記に書く事としました。

お袋は 今年の6月23日に倒れました。

楽しみにしていた孫の結婚式まで後1週間なのに、お袋は 「 行かない・・・」 と言って寝ていました。

しかし、「 写真に残りたい・・・」 と言う気持ちで、気力を振り絞り 結婚式に参列してくれました

この2日後( 7月1日 )に 再び倒れ 入院する事となりました。

体全体の血が無くなっているほどの 貧血と言われ、今日が山だと言われました・・・ (>_<)

しかし、お袋の生命力と気力で持ち直し、それから2カ月 生きながらえてくれました (^^♪

途中3回ほど 危ないから病院まで集まって下さいとの連絡がありましたが、その都度回復し

ておりましたが、4回目の 9月6日 持ち直すことが出来ず 眠るようにして亡くなりました・・・

享年79歳でした・・・

家に帰ってきたのが、朝の7時頃だったので、葬儀委員長をしてくださる方が仕事に出られて

連絡できなかったので、取り敢えずの段取りは 店長がしました (^_^.)

式は 自宅でせず、斎場を使う事としました (^^)/

帰って 布団に寝かすとすぐに お悔やみの方が来られました。 対応をしていると お寺さんが来られ

枕経をあげて下さり、葬式のお坊さんの数はどうするかと聞かれました。

1仏・2仏・3仏・・・ 何がなにか分からない (+o+)

葬儀屋さんに 「 祭壇はどうする?」 と写真を見せられるが、どうしたら良いの? 状態でした・・・

そうこうしているうちに 湯灌をしに来てくださった。 まるで映画 「 お葬式 」 を見ているようでした。

その日は 町の人のお手伝いもお願いできないので、仮通夜とし 7日お通夜・8日告別式としました。

親戚のおじさんから、「 何かあったら 全て喪主の責任やで・・・」 と言われましたが、そんな 「 何か 」

有るはずないと思いましたので、店長が 「 喪主 」 を務めました。 しかし 有りました・・・ (>_<)

参列親族・2日間の食事の数・粗供養の品と数・席順・焼香順・・・ それぞれの確認を 言われたら

すぐに返事しなくてはならず 参りました (^_^;)

この席順で問題が発生し、告別式の最中に頭を下げて謝らなくてはなったのですが・・・

とにかく 走り回っていました。 お袋の葬儀と言いながら、感傷に浸っている暇は有りませんでした。

【 選んだ祭壇・・・ これで良かった!】 【 お袋が希望した 孫娘の結婚式の写真 】
【 玄関に写真を飾って貰った 】 【 斎場の2階で食事 】

また 親の葬儀には、喪主の挨拶は自分でしたいと 昔から思っていたので、バタバタしている間に

喪主の挨拶も考え、お通夜・告別式でお話ししたのですが、マイクの調子が悪く 近くの方には

聞こえたようですが、遠くの方には聞こえなかったようです (-_-;)

でも、お寺さんが帰られる時、こそっと耳元で 「 良い挨拶されましたね!」 と言われた時は

嬉しかったです \(^o^)/  せっかく作った挨拶なので 原案を載せさせて頂きます (^^ゞ

本日は、お忙しい中 亡き母のお通夜式にご参列賜り有り難うございます。

母は、4人兄弟の長男である父に嫁ぎ、50年余りにわたり家業の手伝いをしながら暮らしてきました。親父から引き継いだ後は、私と一緒に出仕事に出ることも度々ありましたが、今でもその事を鮮明の覚えております。

手先が器用で、何事にも一生懸命で 何事にもキチッとしなくては気のすまない 性格でした。趣味も多才で 押し絵・グランドゴルフ・カラオケ等に励んでおりました。
肝臓近くにあった癌には 抗がん剤が効かないと分かった時にも、やりたい事をやろう と前向きに明るく過ごしてくれました。

今年もやりたい事が色々あった様ですが、そのほとんどをすることが出来たと言っておりました。春には姉と親父の3人で行った富士山、6月には 親父の誕生日に家族みんなで行ったアベノハルカス、そして最後の外出となった孫娘の結婚式です。

6月23日に一度倒れ、天理病院へ入院しましたが、すぐ退院となり自宅療養をしていました。しかし そう良くもならず、29日に予定していた孫の結婚式にも最初は出ないと言ってました.。2日前には 気を取り直し式だけでも出て写真に写ると言う事を目標に気合いを入れて頑張り見事参列し写真に収まりました。それがこの遺影の写真です。

ただ、それがたたり 2日後の7月1日に倒れ再入院しました。
この時は身体の中の血が ほとんど無くなってる程の貧血となり、死も覚悟してくれと言われましたが、凄い生命力で、持ち直し 2ヶ月長らえましたが、昨日の午前3時26分に 帰らぬ人となりました。

お袋は、病院で看護師さん達に 孫娘と一緒に結婚式で撮った写真を見せ 「嶋岡さん綺麗やなぁ…」と言われるのが嬉しかったみたいで、遺影にもその写真を使って欲しいと言っておりました。

皆さんにお願いなんですが、お焼香の時に写真に向かって「嶋岡さん!綺麗やで!」と言ってあげてください。
きっと喜ぶと思います。

最後となりましたが、これまでお袋に賜りしたご厚情に感謝し、まだまだ未熟な遺された私達にも同様に頂けますことをお願いして、ご挨拶とさせていただきます。本日は本当に有り難うございました。

とにかく 斎場に入りきれないほど沢山の方にお参りに来て頂きました \(^o^)/

生前中のお袋の人柄・人付き合いの良さ が偲ばれる 良い お葬式となりました。

式を終え 焼き場に行きます。 火をつけるボタンを押すのも喪主の仕事でした・・・

指先の感覚 そして 「 ゴォー 」 と言うガスを噴き出す音が未だ離れません・・・

家に帰って 祭壇を組んでいただき、毎晩 ご詠歌をあげています (^^)v

【 家の祭壇 蝋燭の火を消さない様に・・・】 【 YouTube のご詠歌を先導にあげてます 】

新仏様は、蝋燭の火で足元を照らし、線香の煙を食べて過ごすそうです。

満中陰までもう少し! しっかりとお勤めします (^^)/

2014/10/4 書く

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奈良県桜井市の大神神社(三輪明神)の参道にお店がある大正12年創業の老舗 高梧堂(こうごどう)嶋岡表具店です。
近くには、邪馬台国卑弥呼の遺跡として有名な纏向遺跡があります。
古くなって傷んだ掛け軸・額・屏風等を1級表装技能士であり文化財保存修復学会会員であるベテラン表具師が責任を持って修理修復します。
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