表具師店長の日記

お白石持ち奉仕に行ってきました (^^)/

8月30日~31日 お伊勢さんの「第62回 式年遷宮」に参加しました!

奈良県神社庁主催のツアーで、 バス6台 全員で260人程の大所帯でした (*^_^*)

店長は、その中でも 大神神社の青年会の枠で参加しました (^^)/

式年遷宮とは、20年に一度伊勢神宮のすべての建物・備品を新しくする行事です。

20年に一度で62回目 だから、単純に計算しても 1220年前からやってるんですね \(◎o◎)/!

店長は、6年前の 「 お木曳 」 と言う行事にも参加しました。これは社殿の柱を荷車に乗せて

伊勢神宮まで運ぶ行事です。 これが、式年遷宮の最初の頃の行事です。

そして、今回参加したのは「お白石持ち」と言う行事です。

調べてみますと、

「お白石持行事」は、一連の遷宮諸行事のひとつであり、新しい御正殿の敷地に敷き詰める「お白石」を奉献する民俗行事で、宮川より拾い集めた「お白石」を奉曳車・木そりに乗せ、沿道や川を練り進みます。神域に入ってからは、一人ひとりが白布に「お白石」を包み、遷宮後は立ち入ることの出来ない新宮の御垣内、真新しい御正殿の近くまで進み、持参した「お白石」を奉献する行事です。

という事で、ほぼ最終の行事らしいです (^^♪

ただ、東シナ海に発生した台風の影響で、天気予報では雨となっていました (>_<)

まずは、伊勢の内宮で、お神楽を奉納し ・ 御垣内参拝 ( 現在の正殿の賽銭箱の奥側。

ここは、普通では入れない所です。 ) をしました。

現在の正殿は遷宮が終われば 取り壊されますので、最後の写真を撮りました・・・ (^^)v

 
【 現在の正殿前。 スーツを着ているので、汗だくです・・・ (^_^;) 】
【 新しい正殿前。現在とまったっく同じ建物となっています。 】

雨が降ると言っていたのに、全く降らず 快晴でしたが、湿気が多く さらにその上 スーツ着用だった

ので無茶苦茶暑かったです・・・  汗だくになってしまいました (>_<)

この後 二見興玉神社での浜参宮 ( お白石持ちの為の禊 )に向いましたが、バス道中は

大雨が降りました (+o+)

しかし、二見に到着すると雨も止み、傘も必要ありませんでした (^^♪

今度は揃いの法被を羽織って参列です!

 
【 260人が揃いの法被で歩くと壮観です 】   【 夫婦岩の前で 】

これで、身も心も清められました (?) ので 、明日の お白石持ち を待つだけです (^^)v

雨が心配された 二日目ですが、朝 5時に 起床すると 朝日が目に飛びこんできました (^^)/

朝食を済ませ、白装束に身を包んで 6時半に出発しました (^^)v

 
【 綺麗でしょう! 】   【 右端の小さいのが店長です・・・ 】

「 お白石持ち 」 では、まず 石を積んだ曳車を神宮まで引っ張る作業が有ります。

曳車は2台あり、それぞれ2本のロープで引っ張りますが、1本に約800人 2本合わせて1600人

もの奉仕者で引っ張るのです \(◎o◎)/!

全員 同じ白装束なので 眺めは壮観です (^^)/

 
【 お白石の奉曳車。桶の中に沢山の白い石が入っています!】
 
【 奥の奥まで 白装束です (^^ゞ 】 【 綱を引いています 】
 
【 木遣り 】 【 もうすぐ 外宮 】

これだけの沢山の人を、どのように管理しているかと言うと、奉曳車に繋がっている2本のロープ

其々を挟んで4列に並び 前を向いて 右から 「 伊 」「 勢 」「 神 」「 宮 」 と名前を付け、前から

一定区間ごとに 「 1珠 」「 2珠 」「 3珠 」「 4珠 」 とブロックを作ります。 事前に登録された参加者

を割り振り、それに該当する木札をその参加者に渡すのです。

また、2台の奉曳車は鶯色と臙脂色に分けています。

店長は 鶯色の 「 神 」「 2珠 」 でした!  下の図を参照してください。

 
【 上図の赤の部分に居ました! 木札の紐が鶯色・珠が2個付いており「神」の文字 】

外宮に着いたら、今度は お白石を頂き 白い布に包んで 新しい正殿目指して歩いて行きます。

そして、新しい正殿に着いたら、奥の奥まで入って行き、お白石を置いてきました (^^)v

一緒に行った 三輪の神官さんが仰るには、これから先は一般の人は勿論の事・三輪の神官さん

でも入れてもらえないとの事でした!

 
【 このように包んで運びます! 】 【 新しい正殿に入って行く人々 】
 
【 今年の記念品 】 【 前回 お木曳の記念品と一緒に 】

汗だくになりましたが、本当に貴重な体験をさせて頂きました \(^o^)/

しかし、雨は何処へ行ったのでしょう…

最後までお付き合い有り難うございました m(__)m

2013/9/2 書く

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奈良県桜井市の大神神社(三輪明神)の参道にお店がある大正12年創業の老舗 高梧堂(こうごどう)嶋岡表具店です。
近くには、邪馬台国卑弥呼の遺跡として有名な纏向遺跡があります。
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