理想の風景に建つ理想の家の図が家相地相の厄難を祓う
この「風水霊峰四神図」は、山紫水明の趣漂う風趣な山水画を、四神相
応の条件で描き、さらに中央の民家を中心に、その東西南北の位置に、各
方位を守護するという「四神獣」の姿を隠し絵で配した伝統の構図です。
これを床の間に飾ることで、キトラ古墳のように四方に四神を奉ること
と同等の厄除け効果となるとされる人気作品です。確かに眺めてみると
不思議と心が落ち着き、穏やかな気分になってきます。人は本能的に理
想的な風景に安らぎを覚えるといわれているのです。
四神相応による最高の吉相地の条件とは:古代より、人々の暮らしに適した理に適った地形が経験則として脈々と伝えられ、それぞれの方角に厄難を祓ってくれる神様が棲むと考えられてきました。
画中に9つの開運の画題が隠されています。
・【北「玄武」】北に風を防ぐ小高い丘陵があること。=厳しい北風を防いでくれる。
・【東「青龍」】東に清らかで豊かな流れがあること。=豊かな収穫につながる。
・【西「白虎」】西に人の往来が多い長道があること。=家運隆盛・商売繁盛につながる。
・【南「朱雀」】南に広々と開けた地や池があること。=日当りが良く穏やかに過ごせる。
・【寿松】長寿の象徴と伝えられる松の枝振が縁起の良い「寿」の文字を象っている。
・【竹】一日に数十センチも成長する驚異の生命力から、松・梅とともに最高吉木として称えられる。
・【梅】生め・産めに通じる、松・竹とともに「歳寒の三友」として称えられる吉木。
・【神社】平安京の鬼門の方角には比叡山延暦寺が築かれたように、鬼門からの厄難を封じる神社を描く。
・【赤富士】玄武にあたる北側の遙か彼方に聳える、旭日の光を浴びて神々しく紅に染まる赤富士。金運を上昇させるといわれる日本一の霊峰。
狭山 観水
略歴:天性の素地により画才に秀で各展に入選。日本画一筋に歩み優美な趣の作品で各界より注目を集める。趣枠会所属
サイズ:幅45cm×丈175cm
様式:洛彩緞子本表装
軸先:陶器
化粧箱収納
注文制作のため納期10日前後かかります。