表具師店長の日記

文化財防火訓練

1月26日は何の日だったかご存知ですか?

「文化財防火デー」です。

昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、
壁画が焼損したことを契機として制定されました。

私の地元の 『大神神社』 でも、25日に防火訓練が行われました。

そして 私は、神社側としてではなく、消防団の一員としての参加です (^^)v

1時半ごろ、境内から 『火事だ~!』 の声と、太鼓の音を合図として訓練開始 !

桜井市の消防車1台・私の所属する三輪分団の消防車1台・隣町の織田分団の消防車1台の
計三台の消防車が出動しました。

本年は、三輪分団が吸水の役目に当たったので、防火池まで急行し
水をくみ上げます。

当の私は、筒先(ホース先端の水が出るところを持つ係り) の補助として、
合羽を着て境内まで走りました。

そして放水!

見事に水の花が咲き誇りました。

この後の隊長(宮司さん)の言葉も書いておきます (*^^)v

『太平洋戦争で、日本の沢山の場所が消失しました。 しかし、奈良県はその被害から免れました。

奈良・京都・鎌倉には沢山の文化財があるということで攻撃されなかったのです。

しかし 戦争が終わってから、うっかりとした火の不始末によって法隆寺の金堂壁画が焼失しました。人災です。

「火を出さない!」 と言う強い思いを持っていなかったから、こういう事態になったのです。

皆さんも、絶対に火は出さないと言う気持ちを持って、生活してください。』

本当にそうである。 火事は全てを持って行く。

『 絶対に火は出さない』 と、強く 再確認をした一日であった。

最後の整列 (右より3列目の、前から2番目が私です!)

2010/1/29 書く

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