薬師如来に仕える十二人の善将と龍神が厄災を追い祓う
古来、威厳あふれる様で忍び寄る悪災をことごとく追い祓う象徴と崇められてきた龍神。
龍は雨を降らし、豊作を助けるともいわれ、勝利に通じる「昇鯉」とともに、龍神が忍び寄る厄災をことごとく追い祓うといわれています。
さらに、神々しく輝く赤富士を背に天へと昇る龍神を囲む薬師如来に仕える「十二神将」が、より一層の厄難除災をし、ご尊家の限りない厄除けと繁栄をもたらしてくれることでしょう。
「龍神」が あらゆる災いをことごとく追い祓う
「龍に九似あり」とされ、角ば鹿、頭は駱駝、眼は兎、体は大蛇、腹は蜃(この場合の蜃は蛤ではなく蛟の意)背中の鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛にそれぞれ似るとされ、口辺に長髯をたくわえ、喉下には一尺四方の逆鱗があり、顎下に宝珠を持っていると言われる龍は、神仏の化身として崇められてきました。
また五木指の龍は中国では皇族しか飾ることが許されなかった最高位の龍神です。
家の中心に飾ることで、回りから忍び寄る悪災や厄難をことごとく追い祓ってくれることでしょう。
「赤富士」が金運財運を招き入れる
旭日の黎明を浴びて真紅に輝く赤富士の姿は、一年のうちでもめったに見られないことから、運良く見ることが出来た者には限りない吉兆が訪れるといわれています。
特に金運財運を高めると崇められ、富士信仰とあいまって、人々の憧れの象徴としてもてはやされてきました。
「十二神将」が十二方位から悪災を祓う
龍神を囲むように描かれた「十二神将」。薬師如来を十二の方角から守護し、悪魔と戦ったと伝えられています。
奈良の新薬師寺や興福寺の木像が有名な十二神将は、十二方位から忍び寄る厄難を、それぞれ七千の兵を率いて追い祓い、十二の大願を叶えるといい、また十二支別の守護神として家内安全・家運隆盛をもたらしてくれると伝えられている善将です。
画面の十二方向に配置されることにより、各方向からの厄難を追い祓い、十二時間、十二か月守護し、十二支の守護神として、ご家族皆様をあたたかく見守ってくれることでしょう
大きさ:幅54.5×高さ190cm(尺5)
本紙:新絹本(手彩色)
様式:洛彩緞子本表装
軸先:陶器
桐箱畳紙収納
注文制作のため納期10日前後かかります。